1/14
ルノーは自動車エンジン検査に関し、競争・消費・不正抑止局(DGCCRF)の立入り調査を1月上旬に受けたことを認めた。ルノーによるとこの調査は、昨年秋のフォルクスワーゲン排ガス不正事件を受けて仏国産車の不正の有無を調査するために政府が設けた独立専門委員会の分析の裏付けを取るためのもの。同日、ロワイヤル環境相は独立専門委によるディーゼル車の実際の運転テストにより、ルノーと外国メーカー数社でCO2や窒素酸化物の排出量が基準値を上回ったが、排ガス値抑制の不正ソフトは搭載されていなかったと発言した。ルノーは昨年12月、独市民団体の批判を受け、自社製品に基準以上の窒素酸化物の排出があることを認めていた。