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ベルカセム教育相が、2016年9月から適用予定の小中学校の学習指導要領の骨子を発表した。基本的な読み書き・計算を重視し、特に小学校1~3年生には通常のフランス語や算数の授業に加え、毎日の音読、書き取り、暗算をさせることが盛り込まれている。中学2年生の歴史で、前回春の学習指導要領案でイスラムに重点が置かれすぎているとの批判を受けて、「キリスト教とイスラム教―2つの世界の交流」とし、バランスを取った。また、これまで中学3年と4年に分けられていた第1次、2次世界大戦を3年時にまとめて教える。さらに、フランス語の読み書きに小学校高学年からデジタルツールを取り入れ、中学の数学にも計算ソフトなどを利用し、プログラミングを盛り込むことも提案されている。