文化
啓蒙から、楽しめる演劇に。
Théâtre A Ciel Ouvert / La Divagante[青空劇場/ラ・ディヴァガント]
カトリーヌ・アンベールさんとジャン=ミッシェル・ヴェルクテールさん夫妻は、92年から、海や水をテーマにした芝居を作ってきた。「気候変動が一般に知られていない頃は、もっと啓蒙的な内容でした。今は皆が知っているので、より楽しんでもらえるものにしています」。
エネルギーの未来
実現可能なシナリオを作る。
Negawatt [ネガワット]
フランスで温室効果ガスを削減するための実現可能なシナリオをエキスパートたちが作るシンクタンク的な団体。2001年設立。2011年に発表した、2011年–2050年のシナリオでは、既存の原発は寿命が来次第、廃炉にし、新設しないことで2030–35年の間に原発はゼロになる。そして、2050年には再生可能なエネルギー90%が可能になる(残りは化石エネルギー)。「ネガワット」とは、エネルギーを節約して無駄使いをなくし、必要なところに効率よく使うこと。無駄使いがなくなり、エネルギー効率がよくなれば、再生可能なエネルギーだけでやっていける。このシナリオでは、温室効果ガスの一つの二酸化炭素は、2030年には2010年の半分になり、2050年には16分の1になる。その実現のためには、エネルギー管理の主導権を中央から地域に移すことが必要だという。