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ジュルナル・デュ・ディマンシュ紙は、通信機器大手アルカテル=ルーセントを9月1日付で退職するミシェル・コンブ社長が、今後3年間に、1370万ユーロ相当の退職金を受け取ると報じた。同紙によるとその内訳は、同社株820万ユーロ分や競合禁止契約金450万ユーロなど。社長は2013年、世界で1万の雇用削減、フランスでは600人を解雇し、厳しいリストラを敢行。そのコンブ氏に莫大な退職金が払われることに各界から非難が続出した。それに対し、社長は「倒産寸前の会社を立て直した功績」と自己弁護。同社は「ノキア合併交渉への報奨金」とした。マクロン経済相は合併が完了していないのに退職するのは論外と批判した。