ソフィア・コッポラの処女作『ヴァージン・スーサイズ』にファンが多いのは、理由なく自殺する五人姉妹の存在が優れた映画的感覚で描かれていることもあるし(四女を演じるのが若きキルステン・ダンスト!)、エールの音楽が、少女たちの透き通るような美しさを反映しているからだろう。『ヴァージン・スーサイズ』公開15周年を記念して再発売されたアルバムは2枚組で、オリジナルアルバムに加えて、これまで未発売のロサンジェルスでのライブ録音も含まれているから、ファンにはたまらない。(真)
Warner Music 17€ 前後。