「欧州規則は映画を弱体化」 Netflixが批判

 有料動画配信(VOD)の世界最大手、米Netflixの幹部は5月15日、カンヌ映画祭主催の講演で、欧州連合の規則は映画産業を保護するのではなく弱体化させていると批判した。また、劇場公開から3年経たないと映画をDVD化できないフランスの規則も含む規制は違法ストリーミングを促すだけだと苦言を呈した。米国なら月10ドル前後で映画やドラマを無制限に視聴できるNetflixのサービスは世界で6300万人の会員が利用。昨年9月にフランスに上陸し、当初は前宣伝ほどの配信作品数がないと批判されたが、4月の調査によると94%の会員が満足しており、特に新しい米TVドラマが仏語字幕付で見られるのが好評だ。フランスの会員数は50万人といわれ、国内のVOD業者と競合するほどではないが、特に若い世代の会員は今後ますます増えるだろう。(し)