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国民戦線党(FN)の執行部はFN創設者の一人であるジャン=マリー・ルペン名誉党首を党員資格停止処分にした。先月の「(ナチスの)ガス室は第2次大戦の瑣末事」という同氏の発言に娘のマリーヌ・ルペン現党首が反発し、年末の地域圏議会選挙のFN候補から除外したことから両者の関係が悪化、今回の処分となった。ルペン名誉党首は 「裏切りだ」と激怒し、司法措置に訴えることも辞さない構えだ。また、名誉党首の資格自体をなくすことも3カ月後の臨時党総会で採決される予定だ。ルペン名誉党首はFN恒例の1日の行進でも娘を避け、両者の関係は険悪になっている。
