1月7日、パリ11区の週刊風刺誌シャルリー・エブド事務所に自動小銃で武装した2人の男が押し入り、風刺漫画家ヴォリンスキ氏、シャルブ氏(同紙発行責任者)、カビュ氏ほか記者、警官など12人を殺害し、11人を負傷させた。犯人が「預言者の復讐をした」と叫んだことから、2006年以降のムハンマドの風刺画問題で同紙に恨みを持つイスラム原理主義者過激派のテロとされた。9日、サイド・クアシ(34)、シェリフ・クアシ(32)両容疑者と身元の判明した犯人はパリ北東ダマルタン・アン・ゴエルの印刷所に立てこもり、特殊治安部隊の突入で射殺された。また、8日にパリ南モンルージュで警官1名を射殺した、イスラム国を名乗る犯人アメディ・クリバリ容疑者(33)は、9日にパリ12区のユダヤ食品店に押し入って客4人を殺害し10数人を人質に立てこもったが、17時頃治安部隊が突入して犯人を射殺した。11日、テロに抗議して表現の自由を擁護するデモが全国で行われ、400万人という史上最大のデモに。EU・アフリカ・中近東(イスラエル、パレスチナも)など、50カ国余りの首脳が参加した。