LVMH(モエヘネシー・ルイヴィトン)の現代アート複合文化施設「フォンダシオン・ルイ・ヴィトン」が10月27日にオープン。それに先駆けた特別一般公開の日に行ってみた。ブローニュの森にこつぜんと姿を現した宇宙船のような白い建物は圧巻だ。設計したフランク・ゲーリーが言うように、まさに「ガラスの帆を立てたヨット」。3600枚のガラス板と鋼鉄をふんだんに使ったとてもユニークな作品。現代アート発信施設の設立は、アルノーLVMH会長が20年来暖めた計画。6年の工事を経て、展示ギャラリー11室、400席の多目的ホール、レストランなど総面積7000m2を持つ施設が完成した。迷路のような複雑な構造の中、絵画、彫刻、インスタレーション、ビデオアートなどの展示を見てから屋上に上ると、森とJardin d’acclimatationが一望できた。建物自体が現代アート作品のフォンダシオンに脱帽!