ブリ・ド・モー

 10月17日からエスパス・ジャポンで「チーズにワインとパンがあれば」という教室を担当することになった。チーズのおいしさを一段と引き立ててくれるのがワイン。そこで、それぞれのチーズに合ったワインを選ぶことが大切になってくる。
 10月には、クルート・フルリという白カビタイプのチーズとして、ブリ・ド・モーを取り上げる予定だが、どんなワインがいいのだろう。ブリ・ド・モーといっても、熟成加減を考慮する必要がある。若くてまだ身がまだ固いもの、あるいは低温殺菌乳で作られているものなら、ソミュール・シャンピニーのようなロワール産の、軽い赤。シーズンでボージョレ・ヌヴォーがあったらそれで十分だ。表面がやや茶色がかってきて、身がとろとろっとしてきたら、軽い赤ではチーズに負けてしまう。ボージョレだったら、銘酒のジュリエナス。コット・デュ・ローヌならサン・ジョゼフなど。その深みあるまろやかさが、こんなブリの味とみごとにマッチするはずだ。パンは焼きたてのバゲットだったら文句なし。(真)