5月24日にブリュッセルのユダヤ人博物館発砲事件(4人死亡)の犯人とみられるフランス人メディ・ヌムーシュ容疑者(29)が30日に逮捕された。容疑者は同地からバスでマルセイユに到着した際、税関員の検査で銃器を所持していたことが発覚。同博物館の防犯カメラの映像から服装や銃が同じだったため逮捕された。容疑者は北部ルーベ生まれで、窃盗の前科があり、刑務所内でイスラム過激思想に目覚めた模様。2012年に出所した後、シリアでジハード主義武装集団に加わり、今年3月に独フランクフルト空港から欧州に帰還。黙秘権を行使し続ける容疑者は、ベルギー送還を拒否しており、現在はイヴリーヌ県の刑務所に勾留中だ。