2008〜10年の市議会選挙での買収の疑いがもたれているセルジュ・ダッソー上院議員(88、UMP)が2月19〜20日に事情聴取を受けた。ダッソーグループ元社長で、県会議員、上院議員などを歴任したダッソー氏は1995〜2009年にコルベイユ=エッソンヌ市長を務めた。しかし、2008年の市議会選挙で有権者を買収したとされ、翌年国務院が選挙を無効とし、1年間の被選挙権剥奪に。代わりに右腕ジャン=ピエール・ベシュテール氏(1月に取調べ)をやり直し選挙で当選させたものの、これも無効とされ、2010年に再度やり直し選挙に。この3度の選挙で、仲介者に計700万ユーロの金を渡して有権者を買収させたと疑われている。検察が申請したダッソー上院議員の免責特権の解除は2度上院で却下されたが、同氏自身が身の潔白を証明したいと申請して12日に解除され、事情聴取が実現した。