フランスの諸銀行、長い停滞から脱出へ。

 2月20日付レゼコー紙は、2007年のサブプライム問題から始まった金融危機、経済危機による6年間の長い停滞から金融界が脱出したと報じた。フランスの上位4行、クレディ・アグリコール、BNPパリバ、BPCE(バンク・ポピュレールとケース・デパルニュが合併した金融グループ)、ソシエテ・ジェネラルは2013年度、計150億ユーロの純益を計上。なかでもクレディ・アグリコールは前年の損益38億ユーロから純益51億ユーロに転換した。2010年のバーゼル合意IIIに基づいて、各銀行は自己資本の安定化に努め、上記4行は普通株と内部留保からなる中核的自己資本の割合を、投資・融資などのリスク資産に対して10%以上に引き上げることに成功した。今後は経費を節減しつつ低リスク事業で確実に利益を上げる方針が強化されるだろうと専門家は分析する。
 一方、企業活動のほうも改善が見られ、1カ月以上の雇用契約(派遣除く)がここ3カ月で4.3%増えるなど雇用が回復しており、工業製品の輸出も上向き。2013年度の経済成長もプラス0.3%になり、仏経済はようやく長いトンネルから抜け出せそうな気配だ。(し)