スカンジナビア半島北部とロシアの一部の先住民族サーミに関する5人のアーティストの展覧会。差別を受けた傷跡を描いたサーミ人のアーティストの絵画、サーミ人とその生活環境の写真、短編映画。捨てるものなく、すべてを活用するサーミ人の生活道具を絵ハガキにした作品には、夜中に外にトイレに行くとき足が冷えないよう、新聞紙を古い靴の中に敷いた「トイレ用靴」などがあり、サーミ人の生活の知恵がうかがえる。サーミを撮ったフランス人写真家Céline Clanet Mazéの写真展も、階段スペースと館内のカフェで同時開催中。4/20迄(月休)。
Institut Suédois : 11 rue Payenne 3e