国際宅配便でフランス第2のモリー・デュクロ社は11月22日、パリ北校外ポントワーズの商事裁判所に会社更生を申請すると明らかにした。同社はデュクロ・エクスプレス社（旧DHLフランス）とモリー社（2011年に司法再建申請）が合併して2012年に設立され、従業員5200人。2012年度で6億7千万ユーロの売上に対し6500万ユーロの営業損益を計上し、経営が悪化していた。同社の大株主の投資ファンド、アルコル・アンデュストリーが再建参加を25日に表明しており、再建の可能性は大。しかし、労組は再建過程で2、3千の雇用削減の恐れがあると危機感を募らせている。
