欧州議会は10月8日、電子タバコの自由販売の継続承認を含む法案を可決した。電子タバコは医薬品と同じ規制を受けるべきという欧州委員会が作成した法案に対し、欧州議員は禁煙のための手段といった医学的効果が明らかでないとしてそれを退け、現状通り自由に販売されるべきとした(広告や未成年への販売は禁止)。この法案は今後、加盟28カ国で協議されるとともに、欧州議会と欧州委員会の間で年末までに妥協案が作成され、欧州議会で最終成立する運びとなる。同法には、健康被害の警告を現行のタバコパッケージ上の30〜40%から65%に拡大し、フレーバータバコを3年以内に販売禁止とする(メンソールは8年)ことも盛り込まれた。電子タバコはフランスでも急激に普及し、愛好者は約100万人にも達する。