50 000人
9月25日、雇用省は、8月は失業者が前月比で約5万人減ったと発表。失業者が減ったのは2011年の春以来で、オランド大統領は、年内に失業者数を減少に転じさせると約束していたが、思ったより早く達成されたと、政府は喜びの色を隠せなかったのだが…。
ところが、9月30日になって同省は、この大幅な減少は SFR社の電話操作のエラーによるものだと訂正。SFR社は、政府の依頼で毎月中旬、雇用センターに登録している失業者に、来月も引き続き失業者として登録するかどうかを確認するショートメッセージを、約80万通送ることになっている。ところがそのシステムにバグが生じ、受けとれなかった失業者が多数出たことが、この歴史的失業者減少の原因で、実際は2万5千人減くらいだという。「しかし失業者が減ったのは26カ月ぶりで、これだけの減少率は2007年の12月以来」と政府は強気だ。(真)