リニューアルされたレピュブリック広場に、新しいカフェがオープンしているのをご存知だろうか。夏の暑い時に子どもたちに大人気だった「水の鏡」の噴水に隣接して、白を基調としたガラス張りのモダンで開放的な建築。
世界的な社会貢献活動で知られる、グループSOSが運営しているこのカフェは、食品においては特に自然の恩恵を受け、その自然とともに生きる私たち人間の責任を意識した仕組みがこだわりとしてある。パリ近郊の無農薬有機食材を使うのはもちろん、コーヒー豆などの生産者とのフェアトレードにも取り組む。そして、カウンターでのカフェは1杯1ユーロ。なんとも気持ちの良いカフェである。
パリの地ビール「Gallia」(25cl 3.8€)もメニューにラインナップしているので、ぜひ試してみたい。ホップの香りが引き立った酸味のある爽やかな味で、苦みが少なく飲みやすい。
さらにカウンターには、40種類以上の雑誌や新聞などのメディアが用意されていて、誰でも手に取れるようになっている。フランスのメディアはもちろんのこと、様々な国の人々が暮らすパリらしく、外国のメディアも多数そろっている。OVNIやZOOM JAPONも毎号設置されているので、見逃せない。もちろんWIFIも無料で使い放題。
そして写真展などの展覧会や、環境問題や食料問題などに関する講演会など積極的な開催を通して、カフェそのものが媒体となって情報発信をし、人と人とをつなぐ役割を担う。
朝7時から年中無休で営業なので、クラブ明けの早朝にも立ち寄れそうだ。(高)
Café monde et médias
Adresse : 18 place de la République, 75010 ParisTEL : 01.4206.4407
URL : http://www.cafemondeetmedias.com
7h-2h、無休。 - 祝日営業 - 22時以降営業