7月15日5時すぎ、環境保護団体「グリーンピース」のメンバーがトリカスタン原子力発電所(ドローム県)の敷地内に侵入し、「トリカスタン、原発事故」「大惨事の大統領?」などの文字やオランド大統領の姿を映写機で施設の壁に映したり、横断幕を張ったりした。7時頃に憲兵隊が到着し、正午までに29人を逮捕。全員が家宅侵入と器物破損罪で起訴され、9月に裁判が行われる。侵入したのはフランス人のほかベルギー、スペイン、ドイツなど数国籍のメンバーで、同原発の原子炉に多数の亀裂があり危険であると主張。全電力生産の原発の占める割合を現在の75%から2025年までに50%にするという大統領の公約を守るためには、20〜30の原子炉を閉鎖しなければならないと要求。