パレ・ド・トーキョーでは、今シーズンをSoleil Froid(冷たい太陽)と題して、複数の展覧会を開催中。その中のフリオ・ル・パルク(1928-)の回顧展が、グランパレの「ディナモ」(下記紹介)と合わせて見ると面白い。ル・パルクは、パリ在住のアルゼンチン人アーティスト。光を使って、幾何学模様の動きのある作品を作り、キネティック・アート(動く芸術)と、錯視効果を狙ったオプ・アートの先駆者とされている。近い色調の二重の円がそれぞれ色調を変えていき、一見離れたかに見えて、中心で、別の近似色調になる不思議な円が部屋一面に張り巡らされている。5/13迄(火休)。
Palais de Tokyo :
13 av. du Président Wilson 16e