2月19日、カメルーンの極北州でフランス人一家がイスラム武装集団によって誘拐された。誘拐されたのは、同国南部ヤウンデ(首都)に駐在中の仏ガス会社、GDFスエズ社社員とその妻、子ども4人(5~12歳)、親戚男性の計7人。この一家は休暇を利用して同州に観光に来て災難に遭った。現地報道によると、犯人らは大人と子どもを分けて隣国ナイジェリアに向った模様だ。16日にナイジェリア北部のレバノン系建設会社で働くレバノン人、英国人など7人を誘拐したイスラム過激派ボコ・ハラムの一派「アンサル」の犯行とみられていたが、25日になってボコ・ハラムが犯行声明を出した。犯人はカメルーンに収監されている仲間の解放を求めている。(26日現在)