国民議会は2月9日、同性のカップルの結婚を可能にする法案の審議を終了した。12日に採決される予定だ(11日現在)。この法案は1月29日に審議が始まり、週末や夜間も含めた10日間の異例の長丁場になり、5000の修正案が審議された。上院での審議は3月18日に始まる。右派の野党が強く反対する人工授精や代理母はこの法案には含まれておらず、倫理諮問委員会が10月頃に出す答申を待って、年内に家族法改正案として改めて国会で審議される見込み。一方、トビラ法相が、フランス人夫婦が外国で代理母を使って生ませた子供に、仏国籍を与えることを裁判所に要請した通達を出したことが29日に判明し、右派が反発した。