同性同士の結婚を可能にする法案の国会審議を1月末に控え、議論が沸騰している。エリック・ドラバール=カトリック教育連盟事務局長が12月にカトリック系学校の校長に宛てて、同性結婚についての議論を促す手紙を送ったのに対し、ペイヨン教育相が1月4日に、一部のカトリック系私立校で同性結婚問題が議論されていることに警戒するよう各学区長に宛てて書簡を送った。この件をきっかけに、私立校への攻撃と右派が反発し、左派は公教育の中立性を脅かすものとしてドラバール氏を非難。一方、社会党議員は9日、女性の同性カップルに人工授精を認める修正案を出すことをあきらめ、3月に閣議で審議される家族関連法案に含める方針を明らかにした。