2005年にコートジボワールで民間人フィルマン・マエさん(30)が移送中に殺害された事件で、パリ重罪院は12月7日、仏軍人3人に執行猶予付有罪判決を下した。この事件は、当時、同国で治安維持軍を展開していた仏軍が、幹線道で強盗を働いていたマエさんを拘束。病院に移送中にゴミ袋をかぶせて窒息死させたというもの。殺害命令を下したエリック・ブルゴー大佐に禁固5年、実行したギイ・ロジェル准尉に禁固4年、ほう助したヨハネス・シュニエ伍長に禁固1年を言い渡した。3人とも罪状を認めている。事件当時は総司令官のアンリ・ポンセ将軍が停職処分になるなどし、軍にあるまじき行為として問題になった。