クリストフ・ルセと並んで、バッハ弾きとして名高いハープシコード奏者セリーヌ・フリッシュ。スイスのバーゼル・スコラ・カントルムでアンドレアス・シュタイアーに師事し、2001年にはバッハのゴールドベルグ変奏曲を録音する。中音域をみごとに響かせながらの生命感あふれる演奏は高い評価を受けた。その後は、同じスコラ・カントルム出身のヴァイオリニスト、パブロ・ヴァレッティとカフェ・ツィマーマンという室内楽団を主宰、バッハの協奏曲集を録音し、バロック音楽の大ヒットとなる。特にブランデンブルグ協奏曲第5番でのフリッシュのソロは圧巻だ。今回のパリ公演は独奏で、バッハの平均律クラヴィーア曲集第1巻を演奏する。
8日17h。20€/15€(30歳未満)。
Théâtre des Abbesses :
31 rue des Abbesses 18e 01.4274.2277
M°Abbesses
