「ジョゼ・ボヴェの生き方に共感する」
父親のルネさん。
ルネさんは現役を引退したものの、息子であるガエタンさんに、常に適切な助言を与えている。
また、欧州エコロジー・緑の党の欧州議会議員のジョゼ・ボヴェとは旧友の仲である。「ジョゼの、農業に従事しながら、政治に関わる生き方に共感しています」
この牧場の女性たち。
奥さんのナタリーさん(写真左)は、バター、フロマージュブランの製造を担当しながら、家庭を守るという大切な役割も演じている。
自然保護に興味を抱き、このガエタンさんの牧場の研修生になったアレクシアさん(写真右)は、正規採用をこの冬に控えている。牛乳のろ過、脂肪分調整、撹拌(かくはん)作業、市場での各種乳製品の販売などが、今の彼女の担当だ。
酪農家として必要なディプロム
ガエタンさんは16歳の時から、1カ月の半分を農業学校に通い、残りの半分はすでに牧場で働いたという。その後ルーアンの農家で研修を終え、マドンという牧場での仕事に従事。職業適性資格、職業教育修了証、高等技術者免状、牧畜・家畜飼育者資格を順次取得した。また牛乳管理協会、優良牧畜証書、自然農法認定を受けている。
ナタリーさん