サルト重罪院は6月26日、マリーナちゃん(当時8歳)を虐待死させた両親(父40歳、母33歳)に30年の懲役刑を下した。この両親は女児が2歳のころから、なぐる、食事をさせない、ベッドに縛り付けるなどの虐待を続けて、女児は2009年8月に暴行がもとで死んだ。両親は最初は娘が行方不明になったと警察に通報したが、父親の自白によってトランクにセメント漬けにされた遺体が1カ月後に発見された。この両親には現在は里親家庭で暮らしている子がほかに4人いる。裁判では、マリーナちゃんの幼稚園や小学校の教師から虐待を疑う通報があったにもかかわらず、県の児童保護課や裁判所が有効な措置をとらなかったことも指摘された。児童保護団体は県や国を相手取って訴訟を起こす意向だ。