新学期、親の喜びはつかの間。

 長〜い夏休みが終わって新学年が始まり、「これでやっと普通の生活に戻れる!」と胸をなでおろしている親が多いことだろう。
 うちには中学生と高校生の息子がいるが、7月14日の革命記念日くらいまでは友人と外で待ち合わせたり、互いの家を行き来したりして過ごしていたが、それを過ぎると友人たちはほとんどバカンスに行ってしまい、8月のわが家のバカンスまでは、「たいくつ?!」と言いながら、ゲーム機を中心とした日常を送っていた。それでも、長男をスポーツ系のスタージュに送り込み、次男は近所(パリ郊外)の「Espace Jeune」という学童保育のようなものに通わせてなんとかしのいだ。「ヨットのスタージュ、おばあちゃんの家、家族のバカンス、それから、友だちのバカンスについて行く」とは、盛りだくさんな予定のある息子の友人の言。子供の夏の予定を組むのもけっこう大変なのだ。
 さて、(親が)待ちに待った新学期だが、初日にリストをもらってくる学用品はもちろん、服も少しは買ってやらないといけないし、スポーツクラブなどへの登録など何かと出費がかさむ時期だ。中学1年(6 ème)に入学する生徒の新学年準備費用は去年に比べて6.8%も上昇して、1人当たり平均187.32ユーロになるそうだが、課外活動の費用などを入れると、とてもその額ではおさまらない。
 そこで、就学児童(6〜18歳)のいる家庭に支給される新学年手当(allocation de rentrée scolaire)が収入の低い家庭のありがたい味方になる。所得税の対象となる世帯年収が子供1人で22 970ユーロ、2人で28 271ユーロ、3人で38 572ユーロ未満の条件を満たせば、子供1人につき10歳まで285ユーロ、11〜14歳なら301ユーロ、15〜18歳なら311ユーロが8月末頃に支給される。
 「服のブランドを自慢する子もいるよ。でも、ぼくはブランドって興味ないなあ」と言ってくれる次男に感謝。新学期は親にとっては受難の時期だ。(し)

 

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