6月10日頃から仏北部で7人の子供(2?8歳)が腸管出血性大腸菌O157に感染し、うち2歳の男児が意識不明の重体に陥った(27日現在)。オート・マルヌ県のSEB社が加工してディスカウントチェーン「リドル」を通して販売した「Steak Country」商標の冷凍牛ミンチステーキが原因であることが20日に判明した。一方、ボルドー近郊ベグレス市でも20日頃から腸管出血性大腸菌感染が発生し、成人7人が入院。感染源は8日に行われた学童保育のパーティで食事に使用された、児童が育てたマスタードやルッコラのスプラウト(発芽野菜)とみられ、病原菌はドイツで発生し、死者43人、感染者3200人を出したスプラウト感染事件の大腸菌O104/H4と同型とみられる。