パスティスベース
マルセイユの男たちは、パスティスはそのままを冷水で割って氷で味わうだけ。カフェでも「51」とか「リカール」とか銘柄を指定しながらグラスを重ねる。
だが、パスティスのアニスの匂いが気になる人は、カクテルにして味わう。ふつうのカフェでも頼めるものは、グレナディンのシロップを入れた「トマト」、ミントのシロップを入れた「ペロケ」、オルジャというアーモンドのシロップを加えた「モレスク」。 基本の割合はパスティス4cLにシロップ0.5cLくらい。甘くなりすぎないように気をつけたい。
ペロケ PERROQUET
タンブラータイプのグラスに、ミントのシロップ、あるいは Get27 というミントのリキュールとパスティスを加える。
カラフに氷が入った冷たい水を入れて添える。カクテルの濃さは各人に任せるのがパスティス流儀。
カニス CANISSE
グラスにカシスのリキュール1cLとパスティス3cLを入れ、やはり氷が入った冷たい水を入れて添える。
バルバリー BARBARIE
グラスにオレンジ風味のブルーキュラソー1cLとパスティス3cLを入れ、氷入りの水を添える。
カクテルのおつまみはシンプルに
カクテルは甘みが加わっているし、一人で何種類か風味の違ったカクテルを味わったりするので、そのおつまみはできるだけシンプルな風味で、簡単に手でつまめるものがいい。
■定番のナッツ各種
■薄く切ったパルメザンチーズ
■串に刺したラディッシュ、ウズラの卵、エビ、トマト、チーズ、生ハム、キュウリ、カニカマ
■大根の輪切りにカラスミ poutargue