Hamburger
カナダで泊めてもらったジェラッドさんの家は、トロント市郊外の、テレビドラマ『デスパレートな妻たち』に出てくるような、芝生がきれいに刈られた前庭を持った一戸建てが並ぶ区域にある。着いた日の晩ごはんは、庭でハンバーガーパーティーだった。庭のテラスにあるバーベキューセットBBQは、レストランでも開けそうなくらいに大きくてがんじょうな作り。「肉をたくさん食べるカナダの家庭ではBBQは必需品。これは一番小型の方」とジェラッドさん。
まずスーパーで、ハンバーガー用の丸パンを人数分買ってくる。牛の挽き肉は、脂肪分5%と表示された脂身の少ない方が健康的だろう。一人150グラムはほしい。肉屋で挽いてもらうならランプrumsteckを選ぼう。他に挟むものは、チェダーやエマンタールのようなチーズ。これは野菜の皮むき器などを使って薄く切っておく。トマトとタマネギは薄く輪切り。大きく甘酸っぱい風味を持ったロシアや東欧のコルニション。これも薄く輪切り。以上を皿に盛って、ケチャップやタバスコ、マスタードとともにテーブルの上に並べる。
みんながテーブルの周りに揃ったというところで肉を焼いていく。BBQがなかったらフライパンを使えばよい。肉のかたまりを人数分に分け、しっかり握ってから、手のひらでたたいて、パンに合わせて丸い形にする。焼いていると真ん中がふくれ上がる傾向があるので、中央部をややくぼんだ形にするといい。両面に塩、コショウし、各人の希望を聞きながら焼いていく。レアsaignantやミディアム à pointなら火を強火にし、外側はきちんと色よく焼け芯はバラ色というのを目指す。ウェルダンbien cuitなら、中火にして芯まで焼けるように気をつける。焼き上がり次第、思い思いの野菜やチーズを挟み、好みのソースを加え、大きく口を開けてかみつこう!
ゆでたスイートコーンやキャベツのサラダ、コールスローを添えたら本格的。飲み物はビールが合う。(真)
4人分:牛挽き肉600~800グラム、トマト2個、タマネギ1個、エマンタールなどのチーズ適量、油、塩、コショウ、マスタード、トマトケチャップ…