●KIMURA “Peintures 1964-1985”
© Didier Brousse
1950年代からパリで活動し、1987年に亡くなった木村忠太。彼の油彩約20点が展示されている。ボナールから影響を受け、「印象主義の完成を目指した」という木村の作品は、南仏風景をエモーショナルに捉えた抽象画。自然を前にした作者の情感が伝わってくる。
10/16迄(日月休)。13h-19h。
Camera Obscura : 268 bd Raspail 14e
●Harry Callahan Variations
Chicago, 1960 © The Estate of Harry Callahan
アメリカ人写真家、カラハン(1912-1999)は独学で写真を始め、その趣味が高じてプロになった人だ。街、妻と娘、自然がストイックにとらえられた白黒作品100点。
12/19迄(月祭休)。
13h-18h30、土11h-18h45、
水18h30-20h30。無料。
Fondation HCB : 2 impasse Lebouis 14e
●Arman
「ヌーヴォー・レアリスム」の創立者の一人で、ゴミや廃材を使い「ゴミ箱Poubelle」と題した作品で有名な、アルマン(1928-2005)の回顧展。120点が展示され、創作の軌跡を年代順にたどる。
1/10迄(火休)。11h-21h。
ポンピドゥ・センター
●D’or et de feu. L’art en Slovaquie à la fin du Moyen Âge
スロバキアは、15世紀にハンガリー王国の一部として、鉱山開発や商業で大いに栄えた。当時の宗教美術と書物を展示する。教会の祭壇に飾られていた絵画、レリーフ、彫刻が展覧会の目玉になっている。
1/10迄(火休)。 9h15-17h45。
クリュニー美術館 : 6 place Paul Painleve 5e
●Henri Bureau “Bouclages”
1960年代から80年代にかけて報道写真を撮り続けたフランス人写真家アンリ・ビュローの、写真集出版記念の展覧会。ベトナム戦争、北アイルランド紛争、五月革命時にドゴールがヘリコプターでバーデン・バーデンから帰還した瞬間、ジョン・F・ケネディの葬儀の場面など、歴史を捉えた数々の写真。
10/30迄(日月休)。14h-19h、土 11h-13h/14h-19h。
Les Yeux fertiles : 27 rue de Seine 6e
●Le Corbusier
©FLC, Paris
建築家ル・コルビュジェの、1920年代から亡くなる1965年までの油彩、デッサン、グワッシュ、彫刻を展示。
10/30迄(日月休)。
10h-13h/14h-19h。
Galerie Zlotowski : 20 rue de Seine 6e
●Takashi Murakami à Versailles
開会前に抗議の署名1万名分が集まった、話題の展覧会。マンガの『ベルバラ』をテーマに、日本人を観客の対象として視野に入れたという村上隆が、彼が構想した「夢の国」でフランス人をどこまで惹きつけることができるか?
12/12迄(月休)。
9h-18h30、11/1以降9h-17h30。
ベルサイユ宮殿