★★★Vermeulen
ノルマンディー出身の自作自演歌手ヴェルムーランは、建築を学び、ドラムを修得し音楽界へ。英国留学中にはブルースバンドでピアノを弾き、パリにデビューしてからはヴァンサン・ドレルムとも共演。今回は、前作アルバム『Le Pianiste du Transatlantique』から『Petit Pépé』などを、ミシェル・グラスコのアコーデオンをバックにピアノの弾き語り。ドレルムと同じように日常の出来事を主に歌っているが、よりリズム感に富んでいるのは、かつてドラムを叩いていた経験に起因するようだ。SACEMから作詩賞を受賞した彼の歌は、木漏れ日のテラスでお茶を飲みながら聴く心地良さ。2006年に続き、今年もアコーデオン奏者のグラスコと共に、7月の名古屋パリ祭を中心に日本全国各地で公演が予定されている。(南)
23日20h30。15€-12€。
L’Archipel : 17 bd de Strasbourg 10e
08.2602.9924