セシル・ド・フランス

Cécile de France (1975-)
今やフランスで最も有名なベルギー人俳優セシル・ド・フランス。6歳から俳優業にあこがれ、17歳で祖国を飛び出しパリへ。生活費を稼ぐためにオーペアや、観光客相手に火を吹く大道芸人のバイトをしながら演劇学校に通った頑張り屋。卒業後はすぐにリシャール・ベリ監督作品のヒロインに抜擢。しかし大衆に広く認知されたのはセドリック・クラッピッシュ監督『スパニッシュ・アパートメント』のレズビアン役。本作でセザール新人女優賞を受賞。その後は瞬く間に主役級の女優に成長。『80デイズ』、『モンテーニュ通りのカフェ』、『Quand j’師ais chanteur』、『Un secret』、『ジャック・メスリーヌ』『シスタースマイル ドミニクの歌』と話題作に恵まれる。現在公開中のニコラ・ブーグリエフ監督『Gardiens de l’ordre』ではフレンチノワールの世界にもしっかり馴染んでいる。役どころが広いのも彼女の強みのひとつだ。巨匠クリント・イーストウッド監督の次回作『Hereafter』の出演にも期待が高まる。
 ショートカットがよく似合い、ファッションリーダーとして脚光を浴びることも多いが、素顔は長年生活を共にする旦那さん一筋の家庭的な女性のようだ。07年に生まれた愛息リノ君の名前は、イタリア人俳優リノ・ヴァンチュラにあやかった。(瑞)