産休が終わってしまうその前に…

 可愛いべべは3カ月。それは同時に、働くママにとって産休明けの時となる。今回は、授乳と職場復帰、複雑化する育児休業制度の絡みを解いてみたいと思う。  
 まずは産休。子供の数や母親の業種によっても変わってくるが、法律で定められた産休は16週間。産前に6週、産後に10週間取るのが一般的で、この期間の給与は医療保険によって支払われる。産休明けすぐの復帰を予定しているママは、べべともに体調や生活のリズムをしっかりと整える。スムーズな復帰には仕事先との連絡も欠かさぬようにすること。
 復職するからと授乳をあきらめるママが多いと聞くが、やる気さえあれば続行は十分に可能。朝と夜は今まで通りに授乳し、日中は、搾乳してほ乳瓶に入れた(必要があれば冷凍)乳を託児先に持参する。労働法は、雇用主の同意の下、毎日1、2回計1時間の授乳休憩を産後1年にわたり有給でとれるとしている。
 また、べべを安心して預けられる託児先の確保は最大の懸念事項だろう。これに関してはいつかしっかりとお伝えしたい。仕事と子育てにおける状況や感情はそれぞれの家庭によって異なると思うが、働く女性の割合と出生率が同時に増えるフランスのこと、育児のために退職を余儀なくされることがないよう、充実した育児休業制度が働くママを応援している。   
 ここでは第一子と仮定して話をすすめよう。育休はパパかママのどちらでも取得可能だが最低1年の勤続年数があること。実子でも養子でも条件は変わらず、最初の申請は最長1年で、その後は子供が3歳になるまで、最大2回延長できる。種類は大まかに完全休業と勤務時間短縮(最短で週16時間)の2種類があり、その間の手当は完全休業の場合、産休終了後からべべが6カ月になるまで月554.88ユーロがC.A.F.から支給される。C.A.F.への申請はC.A.F.のサイトからダウンロードした申請書を管轄のC.A.F.に。仕事先への育休願いは産休終了1カ月前または育休開始の2カ月前までにそれぞれ書留で送ること。(凛)