Igas(社会問題監視局)の報告書によると、人工中絶は毎年20万件。そのうちの43%は、堕胎薬(RU-486)服用によるものだ。
この報告書を受け取ったロズリーヌ・バシュロ厚生相は、2月1日付パリジャン紙で次のように語った。
「この報告書で驚かされるのは、未成年者の状況だ。中学高学年の3分の2以上が、最初の性体験では妊娠しないとまだ信じている。若い人たちに対する性教育をさらに充実させることが急がれる。もう一つ驚かされるのは、人工中絶した女性の50%以上が、ピルやペッサリーなどの避妊を行っていたという事実。人工中絶を行う女性たちに罪悪感を与えるつもりは毛頭ない。避妊法の情報を行き渡らせ、病院とのコンタクトがもっとスムーズになるように心がける必要がある。(…)強調したいのだが、数週間後には、若い女性が婦人科医のところに行かずとも、薬剤師や学校内の看護士からもピルを処方してもらえるようになり、それは社会保険で全額返済される」