フランス人が、会った時別れる時ほっぺたとほっぺたをくっつけてチュッとするビズ。日本人に比べ一般的にヒゲづらの多いフランス人男性とのビズは、快適というより、チクチクして肌が荒れそうな気がする。フランス人女性たちってヒゲ濃い男性にほっぺたをくっつけられてもどうして平然としていられるのだろう?
日本人女性たちは、一般的にヒゲを丁寧にそったツルツル肌の男性が好みで、ザラザラとした、いかにも「おじさん」のようなヒゲを好む人は少数派だ。最近、日本でも「おしゃれヒゲ」が少しは定着してきたものの、反対に1本1本ヒゲをぬく脱毛のスペシャリストも存在している。まだまだヒゲをはやしていることに対して「きたない」、「ふけて見える」、「イヤラシイ」という感が強いようだ。
それに反しフランス人ときたら、ヒゲをはやすとそる手間が省けて、朝、時間に余裕ができ、朝寝坊もできるという考えなのだ。最近、フランスにおいてのイケメン、セクシーとされる俳優たちの共通点といえば、ずばり無精ヒゲ。そう、フランス人女性たちの注目を浴びるのは、決まって無精ヒゲ男! 髪の毛とヒゲの色が多少違っていることも少なくないので、これも自然と魅力の一つとなるのだろう。また白髪ヒゲが人気が高いのもフランスならでは。日本女性は、ヒゲどころか胸毛もNGという人が多いのだから、手入れがされていない無精ヒゲなどもってのほかだろう。第一印象や清潔感を重んじる日本人にとって、やっぱり無精ヒゲは考えもの。ただ最近、フランス人の間では、ヒゲをはやすと髪の毛が薄くなると信じてはやさないか、部分ヒゲは流行遅れなので伸ばし放題か、の両極端な傾向がでてきているようだ(有)