夏が近づいてきたし便秘を解消して美しい肌を、と思っても、日常の忙しさにかまけてしまい、運動もせずに食べてばかりいると、解消どころかさらに重度の便秘に悩まされることになる。
日本では、便秘に、あるいは便秘予防には、繊維質が豊富なバナナがいいという。ところが、フランスではまったくの正反対。便秘の時はバナナと米は決して食べない。逆におなかが下った時にバナナとご飯を食べると元に戻るというのだ! では何で便秘解消したらよいかというと、これは日本人同様、プルーン。ところで、おならについても日仏の相違があることをご存知?「おイモを食べると後でおならが」と笑うのが日本人。フランス人は、イモではなく、キャベツ、白インゲン豆を食べると、そしてリンゴジュースを飲むと「後で気をつけてね!」とからかわれる。
世界中どこでも便秘の人は意外に多いものだ。慢性の便秘に悩んでいる人でなくても、旅行に出かけて、他人の家やホテルに泊まった時、あるいは日常ちょっと違ったことがストレスとなり、それが引き金となって便秘になる人も多い。そんな気がねをしないように思われるフランス人にだってこの種の便秘があるようだ! 日本人は、牛乳やヨーグルトを飲むとおなかが下って便秘解消になるというが、フランス人の中には、牛乳は眠れない時など真夜中に飲むと、その後ぐっすり眠れてストレスも飛び、旅先の便秘もあっという間に解消できるという人もいる。
フランスでも日本と同じく、便秘に対する知識をしっかり把握している人が増えてきた。便秘の予防や解消用のミネラルウォーターや薬の種類も豊富になり、それをしっかりと生活に取り入れている。(有)