今回のレシピ、小イカのワタをのぞいたけれど、ワタごと、という料理を紹介。小イカの透明な骨と目、そしてトンビといわれる小さく固いくちばしをのぞいたら、全体をワタごとざくざくと1センチ幅くらいに切り分け、白ワインを振ってしばらく置いておく。フライパンにオリーブ油をたっぷりとり、それが熱くなったら、みじんに切ったニンニクと玉ネギ、そして種を抜いてから小口に切った唐辛子を加える。玉ネギが透明になったら、イカをワイン共々、一気に加える。短時間で、イカが固くならないように炒め上げたいので、火は強火です。ここで塩、コショウで味を調え、たっぷりのきざみパセリを混ぜ入れればでき上がり。色はというと、墨袋が破れたりしているのでさえないが、味は素晴らしい。スペイン人は、パンをちぎってはひたしながら味わっていくが、ごはんの上にたっぷりのせて食べると最高だ。
やはりスペイン風にサフラン風味もおすすめだが、この場合は、サフランのオレンジ色がきれいにイカに映えるように、今回のレシピのように、皮をむいて、ワタ、墨袋をとり出してから切り分ける。あとは、イカを入れたところでサフランを散らすところを除いては、上と同じです。ライムやレモンを添えてフライパンごと食卓に出す。