春だから、 ヴィヴィッドカラー。

 インテリアにカラーを取り入れるのは少々勇気がいる。しかもそれが部屋の大部分を占める壁ときたら、もっと躊躇(ちゅうちょ)してしまうだろう。日本人の私なら、壁にはやはり白を選び、カラーを取り入れるのは小物のみと、無難にまとめてしまいそうなところだが、色を上手にインテリアに取り入れるパリジャンは多く大変参考になる。
 今日は、壁にカラー、しかもターコイズブルーというヴィヴィッドカラーを選んで大成功したお宅を紹介する。持ち主いわく、気持ちのよい陽気が続いたある週末にふと思い立ったのだとか。でもなぜこの色?「海が好きだし、どうせならとことんイメージチェンジしたかったから」。寝つきが悪くなるのではないか、と心配する母親をはじめ周りの反応はいまいちだ ったようだが、そんな心配をよそに本人は大満足している。深い海の底で眠ているような感覚になるらしく、以前よりも眠りが深くなったのだから。また、テイストや色調が異なる、カラフルな柄のクッションやカーテンは、18区のマルシェ・サンピエールで購入し自分で縫い上げた。これがまた壁との相性バツグンで、色がより鮮明に浮き立たされた。
 壁の塗り替えは持ち家でないと難しいかもしれないが、あきらめず、一度家主に相談してみたらどうだろう。インテリア好きの大家なら、材料費一部負担も夢じゃないかも…。待ちに待った春。部屋もフレッシュな色で軽やかにイメージチェンジ。(凛)