フランスの各金融機関も困難な状況から免れることはできない。現在直面している金融危機は、1929年の大恐慌に等しいし、その上、1973年のオイルショックを抱えこんでいるような状況だ」
10月1日付のレゼコー紙で、フランソワ・フィヨン首相の発言。
3417人
〈Vélib’ ヴェリブ〉というパリ市内の自転車レンタルシステムは好評だが、問題は、パリ市内にはモンマルトルやベルヴィルなどに、かなり急勾配の坂があり、朝になると、坂の上のパーキングに自転車が1台もなくなったりすることだった。そこで、パリ市は、89カ所の坂の上のパーキングまで汗をかきながら自転車をこいでいった根性ある人には、最初の無料の30分に15分の超過を認めるシステムを導入。これが大成功で、1日3417人がこの特典を得ているという。ご苦労さま!
166人
2007年にフランスで、夫や恋人の暴力で亡くなった女性は166人(2006年は137人)。また暴力を受けたことを届け出た女性は4万7500人で、2004年に比較すると31%増。この数字は、家庭内暴力の件数が増えているというよりは、女性の側で泣き寝入りをする人が減ってきているからだとみられている。
41%
10月1日と2日にパリジャン紙が行った世論調査によると、ガソリン高騰以降車を運転する回数が減ったと答えた人は41%。公共交通機関を利用する回数が増えたと答えた人は23%。自転車は18%増。歩く回数が増えたという人は42%。ただし、今運転している車が寿命にきた場合、すぐに購入すると答えた人は50%に達し、他の交通機関に切り替えると答えた人はわずか12%。そのせいか、10月4日からパリで開催されている国際自動車見本市には、5日目にして、前年比12%増の約40万人が訪れた。
10月5日、第87回凱旋門賞が、パリ郊外のロンシャン競馬場であり、これまで6戦全勝で1番人気のザルカヴァ(クリストフ・スミヨン騎手)が優勝した。3歳牝馬の優勝は26年ぶりで、競馬界のスター誕生。