1999年創立の協会〈Art dans la Cité〉はEU諸国の病院に各国のアーティストを招待し、病院での作品展示や患者とのワークショップなどの活動を広めている。
昨年はフランスのアーティスト、レオポルデーヌ・ルーが四国の徳島国立病院に招待された。今年は日本人アーティストとしては初めて、いしばし めぐみが3カ月間パリに招かれた。
パリの南郊外ヴィルジュイフ市のポール・ブルース病院に彼女の『レインボー・プラネット』シリーズが寄贈されるほか、2月以来、患者と共同制作してきた石膏作品や、彼女の樹脂製の立体像を時計台下のホールからカフェテリアまでの通路に展示。回廊の天井(写真)や外壁に設置される虹色のインスタレーションも、病院内の人だけでなく通行人の心にも優しく呼びかける。いしばしさんは「これら虹の姿に出会う人たちに平和とハーモニー、平穏をもたらしたい」と言う。(君)
4月7日10h、オープニング。
Hôpital Paul Brousse : M。Villejuif Paul-Vaillant Couturier(7号線)駅から約5分。
4月8日14h-22h、石膏・樹脂立体像を紹介。Galerie Atelier : 19 rue Reynie 4e M。Ch液elet