●Alain Mordelet “La Coquille Saint-Jacques” クリスマスから正月にかけてのごちそうに欠かせない食材が、620号のレシピで もとりあげたホタテ貝。この一冊は、ボッティチェリの『ヴィーナスの誕生』をはじめとし、西欧文化の中で誕生や性のシンボルとして大切にされてきたホタテ 貝の豆百科。著者は小説家なので読んでいるだけでも面白いし、32のレシピも、どれをとってもおいしそう。次はどれを試そうかな。 Aubanel発行。13€。 |
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●”Macarons” ティータイムに素敵なマカロン。この本を見ながら、レモン風味、チョコ風味、ピスタチオ風味、フランボワーズ風味など、自家製マカロンに挑戦。 Hachette発行。5.5€。 |
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●稲葉由紀子『パリのお惣菜』 この一冊をおいしく読んでいると、お惣菜を求めてパリ中を回っている著者は〈食いしんぼ〉病に取りつかれているのでは、という気がしてくる。選りすぐら れた全65軒の名物は、アリゴ、ヨークハム、鴨のフォアグラ巻き、カイエット、リンゴ入り田舎風パテ、干ダラのブランダード、5Aのアンドゥイエット、春 野菜のアンティパスト、ナスのファルシ、ヴェトナム風蒸し春巻き…。こちらにも〈食いしんぼ〉病が感染し、きょうはどこのお惣菜を試してみようかな? パリ生活の楽しみが倍になったような気分だ。 阪急コミュニケーションズ発行。1600円+税。 |