ジャポニズムの流行が終わろうとしていたころ、ロダンと日本の結びつきが始まった。白樺派の作家たちがロダンに贈った浮世絵や、旅芸人一座の役者、花子
をモデルに制作した頭像と素描を展示。日本で素描展を開くことを夢見ていたという、ロダンの知られざる一面に触れることができる。(羽)
9月9日迄(月休)。
ロダン美術館 : 79 rue de Varenne 7e
展覧会を機会に出版された『Rodin, le reve japonais』は、「ロダンにおける日本:象徴主義とデカダンスの間で」や「まなざしの戯れ:ロダンと花子」などをはじめとするエッセーが収められていてなかなか興味深い。(真)
Flammarion社発行。
240頁。39€