giufeli — 舗道のテラスでシェフの創意を楽しむ。

 夜でも気持ちよくテラスで食事ができるようになったので、今夜のディナーはここで。予約の電話を入れると、19h30か、21h30かどちらかのサービスを選び、テラス席希望なら時間に遅れなければ好きな席が選べるとのお返事。なかなか合理的だ。
 メニューは週替わりのコースのみ。前菜、メイン、デザートが26€とリーズナブル。サーモンのラヴィオル、マグロのたたきを友人と揃って取り、メインは友人が鯛と手長エビ、オリーブ風味のリゾットを、私は豚肉のロースト、森のキノコのタルティーヌ添えを選んだ。ここではデザートも先に注文するので、友人は〈バラバラになったチョコレートタルト)を、私は梨のシブーストを頼んだ。
 小さな密閉瓶に入って現れたのは、シロップに浮かんだイチゴにマスカルポーネのアミューズ・ブッシュ。デザートのようなアミューズとは斬新だ。ワインは、スタッフおすすめのViniferaというキリッとした辛口の白をグラス(7€)で注文する。
 前菜の独創的な盛りつけに驚く。ゴマをまぶしてさっとあぶったマグロの角切りは、アイスキャンディー状の棒つきだ。ラヴィオルは、鮭がたっぷり入ってワンタンのような軽やかさ。食欲のなくなる夏でもこんな料理なら難なく食べられそう。
 豚肉のローストは、ブダン、キノコのトーストに添え野菜も加わりボリューム満点。鯛のローストと手長エビは、クリーミィなソースをあしらいながらもシンプルであっさり味。オリーブ風味のリゾットもまったくしつこくなく、これも夏向きの一品だ。
 皿一杯の盛りだくさんはデザートも同様。文字通りバラバラになったチョコレートタルトは、棒状のガナッシュ、小枝状のチョコキャラメル、サブレなど、単独でまたは組み合わせて食べるのが楽しい。梨のシブーストもフルーツたっぷりで美味。これだけ手の込んだ料理が楽しめて26€はお得。(里)

129 rue du Château 14e 01.4327.3256 M。 Pernety
昼・日休。