12 月16日の開通から4カ月経ったパリ南を走るトラムウェイT3。路線の西から東までを制覇しようと、ポン・デュ・ガリグリアノ駅へ。すると、そばの橋の上 に現代アートっぽい異様な物体が。パリ市がT3の開通に合わせて9人の現代アーティストに沿線の景観にふさわしい作品を依頼した、そのうちの一つ、ソ フィー・カルの作品〈電話ボックス〉だ。電話はかけられないが、たまにかかってくるアーティストからの電話を通りがかりの人が受けられるのだ。ポルト・ ド・ヴェルサイユには、透明のプラスチック板が楕円状になった〈待合室〉。中に入ってぐるりと歩くと、周りの風景が飛び出してくるような錯覚に陥る。快適 なトラムウェイに乗り、途中下車してアートを楽しむ、初夏の散歩…。(し) 詳しくはhttp://www.tramway.paris.fr/ Porte d’Italie |
ソフィー・カルの〈電話ボックス〉。Pont du Garigliano
Porte de Versaille Porte d’Ivry |