13区の〈パリ・リヴ・ゴーシュ〉新開発地区に、パリ第7大学のドニ・ディドロ新校舎がオープンし、2月7日に首相らが出席してオープニングセレモニーが行われた。
といっても、建物は全10棟のうち3棟しか完成していない。2010年に10棟が完成したあかつきには、15万m2のキャンパスに2万人の学生が現在のディドロ、ジュシュー校舎から集まるという(INALCOも2010年にここに引っ越す予定)。ガラス張りのオフィスビルと工事現場に囲まれただだっ広いキャンパスには、今のところ学生はちらほら。1920年築の巨大な小麦粉貯蔵庫(les Grands Moulins)を大改造した瀟洒な建物も、ガランとして殺風景だ。3年後には活気あるキャンパスに変身することを期待したい。(し)