10月中旬に入っても、暖かくて過ごしやすい気候が続いている、とウキウキしていたけどやっぱり今年も冷たい風が吹き始めた。すぐそこまでやって来ている冬の存在を感じてしまう。急に寒くなったこの時期にみんなどんな服を着るのだろう? 道ゆく人を観察したけど、さすがにロングコートはまだ見かけない。セーターに薄手のコートを羽織っている人がわりと目立つ。冬の一歩手前のこの時期、適度に体を温めるアイテムってどんなものがあるだろう? ふと、ある靴下専門店が目に留まり、思い切って入ってみた。滑り止めつきの靴下や、日本でもよく見かけるそれぞれの指用につま先部分が分かれているタイプなどを見つけた。そして、〈guetre〉と書かれた商品を発見。レッグウォーマー!? しかも、よく見ると腕にも装着できるタイプ。レッグウォーマー兼腕用のアクセサリー、ということなのか。じっと見ていると、優しそうな店主らしき男性がお店の奥から現れたので、質問してみた。〈guetre〉ってもともとどんなものなの?「バレリーナがケガを防ぐためにつけたのが始まりじゃないかな。でも今ではもっと一般化して、さまざまな目的で使われているよ。スポーツが多いみたいだけどね。最近ではヨガ用に、と買いに来るお客さんが多いよ」。腕にはめる人も多い? 「若い女の子は腕に着けてるよ。やっぱり見た目がかわいいよね」。それにしても、脚と腕兼用とは新発想。冬といえば寒さから身を守るためにどうしても着込んでしまうけど、こんなかわいらしいアイテムを腕に装えば、見た目で差がついて個性度アップは確実。ほかにも変わった冬アイテムがあるのではないか、と色々なお店巡りをしたくなった。(穂) |
Gerard Durand : 75-77 rue du Bac 7e 01.4544.9855 月-土 9h-19h |