Titien (1488/90-1576)

 豊麗な色彩と柔らかなタッチで数々の宗教画や歴史画の傑作を残した、イタリア盛期ルネサンスのベネチア派画家ティツィアーノの作品60点が展示されてい
る。カール5世、フランソワ1世、法皇、枢機卿など16世紀の上流人士を生き生きと描く肖像画も展示。1月21日迄。(仙)
Musee de Luxembourg: 19 rue de Vaugirard 6e

 ジャン=ピエール・ダルッサンは、『マルセイユの恋』や『幼なじみ』など、ロベール・ゲディギャン監督の一連の作品、セドリック・クラピッシュの『百貨
店大百科』や『家族の気分』などで「気はいいけれど冴えない中年男」という役を演じている。そのダルッサンの初監督作品が、意外にもとてもいい。原作はエ
マニュエル・ボーヴの小説で、その舞台(1935)を現代に移し、家族や階級を捨てパリの庶民街で文筆業に専念しようとする男(ダルッサン自身)が描かれ
る。上流階級(家族)、庶民階級(隣人たち)のどちらにも属さず、話の中心にいながら部外者であり続ける聖人あるいは仙人のような主人公に、魅了されてい
く。(海)


 

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