「ジョスパンが社会党の大統領候補というのは、もう過去に属すことだ。もう誰も彼のカムバックを求めてはいない」
ジョスパン元首相のテレビ発言に対し、パリ14区、一社会党員の発言。 「ドーピング違反はやっていない。ショックを受けている。ツール・ド・フランスに向けて絶好調だというのに。私のチームもすっかり意気消沈して、参加取りやめを決定しそうになったけれど、私のために参加して勝利を飾ってほしいと説得した」
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48 900人 5月も失業者が4万8900人と大幅に減り、失業率は前月比より2.16%減。失業者は221万3100人になり就労人口の9.1%。この15カ月間で失業者が約26万人減ったことになり、来年の大統領選までに失業率8%を達成できれば、というのが失業対策に力を入れてきたドヴィルパン首相の願い。 17%
6000万台 |
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あまりにも “Cruel(酷な)” 敗北だった!
6月9日、第18回サッカーW杯決勝がベルリンで行われ、フランスとイタリアが対決。フランス人2000万人以上がテレビに釘付けになった。フランスは前半7分ジダンがPKを決め、先制したが、その12分後にイタリアのマテラッツィがヘッドを決めて同点になり、延長戦にもつれ込んだ。延長戦終了10分前にジダンが相手選手に頭突きをくらわせ退場処分。最後はPK戦になりイタリアが5-3で優勝した。大会最優秀選手MVP にはジダン選手が選ばれた。 |
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●●セルジュ・ジュリー退陣 左派系日刊紙〈リベラシオン〉のセルジュ・ジュリー社長が、同紙資本の40%近くを握る筆頭株主エドゥアール・ド・ロスチャイルド氏の圧力で、6月29日、同新聞を去ることを表明。〈リベラシオン〉紙は、1973年5月22日に、サルトルらの協力を得ながら、当時毛沢東主義者だったセルジュ・ジュリー氏らを中心にして創刊された。以来、ジュリー氏は、同新聞の経営に携わりながら、社説などに健筆をふるい、左派の姿勢を失うことなく主張を貫いてきた。 ●ワニがいる! 水浴禁止 6月30日、オート・ヴィエンヌ県の知事は、リモージュ市近くにあるマスレオン町周囲5kmでの水浴禁止令を出した。アフリカに数年滞在したことのあるマリー=エレーズさん(88)が、ワニを見たと憲兵隊に届け出、その後の調査でこのワニは少なくとも1.5mあることが判明したため。 ●ツール・ド・フランス開始 7月1日から自転車ロードレースの花形、ツール・ド・フランスが始まった。7連覇を遂げたランス・アームストロング選手が引退して優勝候補に挙げられていた、ヤン・ウルリッヒ選手、イヴァン・バッソ選手、フランチェスコ・マンセボ選手などが、ドーピング違反で所属チームから除名され不参加。参加チームも22から20チームに減り、計176人の選手が21区間、全長3653kmに挑戦。18日から三日連続のアルプス区間が勝利の分かれ目と見られている。 ●ダヴィッド・オトヤ被告に終身刑 2003年4月、オート・サヴォワ県グラン・ボルノーに住んでいたフラクティフ一家5人が殺害された事件の裁判が、同県アヌシー市の重罪院で行われていたが、主犯ダヴィッド・オトヤ被告(33)に終身刑の判決。同被告のDNAが、家の床で見つかった血痕から検出されたDNAと一致しているなどの証拠があるにもかかわらず、裁判中、被告は黙秘を続けた。共犯の3人にもそれぞれ、7年、10年、15年の懲役刑。 |
●ジョスパン元首相も次期大統領選に色目 2002年の大統領選第1回投票で敗北し、政界からの引退表明をしたはずのジョスパン元首相(社会党)が、6月28日、TF 1での記者会見で、「私が社会党員や左派を統一したりするのに一番ふさわしい立場になったら、当然のことながら大統領候補になるかどうか自問自答するだろう」と発言。次期大統領候補を決定する社会党総大会を9月に控えているだけに、立候補を決めているロワイヤル氏、ファビウス氏、ラング氏などは動揺をかくせない。 ●テニス全英オープンでモレスモ選手優勝 6月8日、ウィンブルドンでのテニス全英オープンの女子決勝戦で、世界ランク第1位のフランスのアメリ・モレスモ選手は、ベルギーのクリスティーヌ・エナン=アーデン選手と対決。第1セットは2-6で破れたが、その後はサービス、ボレーが冴え、6-3、6-4とエナン=アーデン選手を圧倒、初優勝を飾った。ウィンブルドンでフランスの女子選手が優勝したのは、1925年のシュザンヌ・ラングレン選手以来のこと。 |
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